2017年上半期 オススメ本ランキング

さて、これまでいくつか読書感想を書いてきましたが、今回は少し趣向を変えて、2017年上半期に私が読んだ本の中でオススメの本を紹介したいと思います。

まず最初に、、、私はあんまりマニアックな本とか読んでなくて(そういう本の探し方がそもそも分からない。)、ここに出て来る本も結構メジャーなのが多いと思います。

きっと本好きの方は読んだことある作品も多いと思いますので、あ、これ面白かったなあ、とか、え、これ良かった?というように思いながら見ていただければ幸いです。

また、ここにないけど面白い本とかあればコメント頂ければ嬉しいです。

 

  1. 窓の向こうのガーシュウィン 宮下奈都
  2. ドミノ 恩田陸
  3. サクラ咲く 辻村深月
  4. 図書室のキリギリス 竹内真
  5. ビブリア古書堂の事件手帖 三上延
  6. 蜜蜂と遠雷 恩田陸
  7. 本日は大安なり 辻村深月
  8. また、桜の国で 須賀しのぶ
  9. わたしたちが星座を盗んだ理由 北山猛邦
  10. 星に願いを、そして手を。 青野悠

 

第1位は以前読書感想を書きました、宮下奈都さんの、窓の向こうのガーシュウィンです!

宮下奈都さんの特徴であるきれいな文章に加えて、この作品ではユーモアのある表現がたくさん出ていて、何度読み返しても飽きないですね。

ホッと一息つきたい時におススメの一冊です。

 

第2位は恩田陸さんのドミノです。

東京駅近辺で大小さまざまな事件が同時並行に起きて、それらが意外なところで繋がっていくドタバタ喜劇です。

事件といっても警察が出て来るものから荷物の取り違えまで幅広く、深刻にならずに楽しめます。演劇とかでやっても面白いだろうなと思います。

ちょっと疲れたお休みの日、家でイッキ読みしながら元気になりたい時におススメです。

 

第3位は辻村深月さんのサクラ咲くです。

 この作品は三作の短編で、それらが少しずつ絡み合っているという構成です。

その中で私が最も好きなのは表題作のサクラ咲くです。

中学校に入学した本好きの女の子が、中学校の図書館で本を借りていると、その中に「サクラチル」というメモ書きを見つけ、その後借りた本からも色々なことが書かれたメモが出てきます。意を決してそのメモに返信をする少女。果たしてメモの目的は?そして少女の返信はメモを書いた人に読まれるのか??というお話。

 私の辻村深月さんに対する印象は、闇がある作品を書くのが上手い作家さんだな、だったんですね。それがこの作品で覆されました。こんなにきれいな小説を書いているとは!純粋な中学生たちを描いた素晴らしい作品です。

中学校に入学する子どもや、仕事などでうまくいかないことがあって落ち込んでいる時におススメの一冊です。

 

3位までのコメントを書いてきましたが、長くなってきましたので4位以降はまた別で書きたいと思います。