猫柳十一弦の後悔、猫柳十一弦の失敗

今回の読書感想は猫柳十一弦の後悔、そして猫柳十一弦の失敗です。

 

この2作品は北山猛邦さんのキャラクターミステリーです。

主人公は探偵助手のための大学に通う大学生で通称クンクンです。その大学ではゼミにはいる必要があるのですが、クンクンと友人マモルはちょっとしたノリで全く無名な猫柳ゼミに入ってしまいます。

そもそも教授の猫柳十一弦は誰?と思っていると、長い髪で顔を隠した幽霊のような若い女性がその人で、クンクンとマモルが住んでいる大学近くのボロアパートの2階に住んでいたのです。

猫柳ゼミはクンクンとマモルしかいないのですが、3人でほんわかと楽しく過ごしています。

第1作目の「猫柳十一弦の後悔」では、猫柳ゼミの3人が超人気ゼミと一緒に孤島で合宿をすることになるのですが、そこで殺人事件に巻き込まれてしまいます。

普段は頼りない猫柳ですが、殺人を防ぐべく、そして犯人を捕まえるべく全力を尽くします。

2作目の「猫柳十一弦の失敗」では今度は陸の孤島ともいうべき、雪に覆われた過疎の村で20歳までに結婚しないと一族を追放すると脅迫をされている女性を助けるために猫柳とクンクン、そしてマモルが活躍します。

 

どうやら猫柳はクンクンに好意を持っているようですが、なかなか進展しません。

犯罪には全力で立ち向かうのに恋愛ではダメダメな猫柳が可愛らしいです。

 

次回作をとても楽しみにしているのですが、2作目の猫柳十一弦の失敗が出されたのが2013年なのでもしかしてもう新作でないのでしょうか。

北山先生、新作出してくれたら絶対読むのでよろしくお願いします。

 

ということで本日の読書感想は以上です、ありがとうございました。

 

 

猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条 (講談社文庫)
 

 

 

猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社文庫)