トヨトミの野望

今日の読書感想は梶山三郎さんの「トヨトミの野望」です。

 

私は日本史が好きで、正直この作品、ずっと豊臣秀吉の「トヨトミ」だろうな、と思って「いつか読もう」と決めていました。

違うんですね。。。

 

トヨトミという日本最大の自動車会社のお話です。

20世紀末にハイブリッド車を開発し、世界一の自動車会社を目指す、愛知県に本社を持つトヨトミ。モデルは言わずもがなですね。

創業者一族と雇われ社長の微妙な関係、社内政治のどろどろや、世界一を目指す上でアメリカ等海外でのライバルとの攻防を描いており、なかなか読みごたえがあります。

主人公のトヨトミ自動車社長 武田剛平も、その周辺の人物もみんな分かりやすくモデルとなっている人物がいますので、実在のあの会社のことを思いながら読んでみると面白いですね。

作者は経済記者とのことで、ビジネス誌の連載を読んでいるような感じでした。

 

経済に詳しくない私のような人でも興味をもって読むことができたのと、高い志や野望を持った人たちのことがかかれているので、自分の将来を考える高校生や大学生、そしてビジネスの現場にいる社会人の人に読んでほしい作品だと思いました。

 

今日の読書感想は以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業