2017年上半期 オススメ本ランキングその2
前回(2017年上半期 オススメ本ランキング - Chakosuke’s 読書blog)に続き、2017年上期に読んだ内、オススメの本を紹介していきます。
1.窓の向こうのガーシュウィン 宮下奈都
2.ドミノ 恩田陸
3.サクラ咲く 辻村深月
4.図書室のキリギリス 竹内真
5.ビブリア古書堂の事件手帖 三上延
6.蜜蜂と遠雷 恩田陸
7.本日は大安なり 辻村深月
8.また、桜の国で 須賀しのぶ
9.わたしたちが星座を盗んだ理由 北山猛邦
10.星に願いを、そして手を。 青野悠
4位の図書室のキリギリスからですね。
これは以前読書感想を書いた作品ですが、自分がこのブログを書き始めるきっかけになったこともあり思い入れがあります。
高校の図書館司書になった主人公や、その周りの高校生たちが図書館での活動を通して成長していく様子が描かれていて、基本的にずっと明るい作品です。
本を普段読まない人でも楽しく最後まで読めると思います。
5位のビブリア古書堂の事件手帖は、ドラマ化もされた有名な作品です。
ビブリア古書堂という古本屋の若き店主、篠川栞子さんが本に関する膨大な知識を使って古書にまつわる数々の謎を解き明かすお話で、キャラクターミステリーの代表作です。
ドラマ化されたときは剛力彩芽さんが栞子役を演じるということで、栞子さんのイメージに合わない、みたいなことがネットで騒がれていた記憶がありますが、本を読んでみて、剛力さんがいいかどうかではなくて、確かに原作のイメージとはかなり違うな、と思いました。黒髪ロングでおとなしいというのが栞子さんの基本路線なので、髪もショートで明るいイメージの剛力さんとはちょっと違うような。。。
ただ、逆にその辺の違いを踏まえてどう演じているのか、ドラマ見てみたくなってきました。
この作品には色々な文豪やその作品が出てきますので、名著と言われるものを知る意味でも読んでよかったと思えます。
ちなみにこの作品に出てくるエピソードの中で私が一番驚いたのは、司馬遼太郎がミステリーも書いたことがあるということです。
6位の蜜蜂と遠雷は今もっとも有名な作品ですね。
ピアノコンテストに挑む若者たちの姿を描いた作品です。
実は自分も子供のころ10年ぐらいピアノを習っていたのですが、この作品に出てくる登場人物たちのように、「どうやってピアノを使って想いを伝えるか」みたいなことは当然まったく考えていませんでした、とにかく楽譜を覚えてそれをいかに間違えずに打つか、しか考えてなかったですね。
作品のボリュームはなかなかあるのですが、複数回の予選~決勝まで、と段階が明確分かれていることと、色々なキャラクターに代わる代わる焦点が当てられているため、間延びした感じなく最後まで楽しめます。
ピアノだけでなく、何か楽器をやっている人はそうでない人よりももっと楽しめそうな作品です。
また、蜜蜂と遠雷に出てくる曲をまとめたCDも発売されているようなので、これを聞きながら楽しむのもいいですね。
長くなってきたので、7位~10位はまた改めて書きますね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。