本でしか見かけない言葉
普段生活してる時には言わないし聞かない、新聞やWebで目にすることもほぼないけど、本だと結構な頻度で見かける言葉ってありますよね?
自分の中で圧倒的に第1位は“たゆたう”です。
意味は
- 物がゆらゆら動いて定まらない
- 心が動揺する。ためらう
らしいです。
何となくこの意味通りだと不安定な心もとない感じのようですが、本のなかでは逆に心地いい様子を表すのにも使われているような気もします。
束縛されずに自由気ままに、という時にも「たゆたう」ということばが使われているような。
なかなか日常会話でこの言葉を使うことはないと思いますが、どこかで使えるとちょっとおしゃれですね。
それ以外に本ではよく見かける、でぱっと思い付くものは、
- 剣呑
- 幾重
- はびこる
みたいな言葉ですね。
どれも難しいものではないですが、自分が生活しているなかで使ったことも言われたこともたぶん一度もないんじゃないかと思います。
そう思うと普段は結構乏しい語彙でコミュにケーションしているのかも。。。
このブログでももうすこし色々な表現ができるようにがんばっていきます。
Google検索でトップに出てくるようになりました!
このブログを始めて2ヶ月?ぐらい経ちましたが、嬉しいことがあったので報告です。
先日書いた以下がGoogleで「kindle fire hd 10 読書」で検索したときにトップに出てくるようになっていました!
まあkindle fire hd 10自体最近発売されたもので、それに関する記事が少ないということもあるでしょうが。。。
chakosuke-books.hatenadiary.jp
この記事へのアクセス数がとても多いな、と思って調べてみましたが、とても嬉しいです!
もともとは自分が本を読むばかり(インプットばかり)でアウトプットをしてこなかったので、何らかのかたちでアウトプットするように、ということでブログを始めたもので、人から注目頂けるように、という思いはなかったのですが、Google検索で上位に出て多くの方に見ていただけるようになって、やっていてよかったな、と思えました。
私はtwitterやfacebookみたいなsnsは一切やっていないですが、そういうもので注目されたい、と思う人の心理が少しわかる気がしました。
今後もいろんな人が読みたい、と思ってもらえるようなブログを書いていきたいと思います。
トヨトミの野望
今日の読書感想は梶山三郎さんの「トヨトミの野望」です。
私は日本史が好きで、正直この作品、ずっと豊臣秀吉の「トヨトミ」だろうな、と思って「いつか読もう」と決めていました。
違うんですね。。。
トヨトミという日本最大の自動車会社のお話です。
20世紀末にハイブリッド車を開発し、世界一の自動車会社を目指す、愛知県に本社を持つトヨトミ。モデルは言わずもがなですね。
創業者一族と雇われ社長の微妙な関係、社内政治のどろどろや、世界一を目指す上でアメリカ等海外でのライバルとの攻防を描いており、なかなか読みごたえがあります。
主人公のトヨトミ自動車社長 武田剛平も、その周辺の人物もみんな分かりやすくモデルとなっている人物がいますので、実在のあの会社のことを思いながら読んでみると面白いですね。
作者は経済記者とのことで、ビジネス誌の連載を読んでいるような感じでした。
経済に詳しくない私のような人でも興味をもって読むことができたのと、高い志や野望を持った人たちのことがかかれているので、自分の将来を考える高校生や大学生、そしてビジネスの現場にいる社会人の人に読んでほしい作品だと思いました。
今日の読書感想は以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
2017年上半期 オススメ本ランキングその3
さて、2017年上期オススメ本ランキングの第3弾です。
第1段:2017年上半期 オススメ本ランキング - Chakosuke’s 読書blog
第2段:2017年上半期 オススメ本ランキングその2 - Chakosuke’s 読書blog
1.窓の向こうのガーシュウィン 宮下奈都
2.ドミノ 恩田陸
3.サクラ咲く 辻村深月
4.図書室のキリギリス 竹内真
5.ビブリア古書堂の事件手帖 三上延
6.蜜蜂と遠雷 恩田陸
7.本日は大安なり 辻村深月
8.また、桜の国で 須賀しのぶ
9.私たちが星座を盗んだ理由 北山猛邦
10.星に願いを、そして手を。 青野悠
今回は7位の「本日は大安なり」からです。
この作品は結婚式場の一日を描いた作品です。
複数の挙式・披露宴の中で色々な問題が発生していきます。恩田陸さんのドミノもそうなんですが、この作品も限定した空間でいろんな登場人物によって、色々な事件がどんどん発生して、それらが絡んでいくという構成になっていて、自分はそういうドタバタな感じが好きです。
また、最後にはどの登場人物にとってもハッピーエンディングになっているところもいいですね。
8位の「また、桜の国で」は、須賀しのぶさんの作品。
第二次世界大戦時のポーランドを舞台に、日本の外交員がポーランドのために奮闘する姿が描かれています。
当時はドイツと同盟を組んでいることもあり、全面的にドイツのポーランド侵攻に対抗することはできないのですが、それでも外交官としてできる限りのことをする主人公。
この話自体はフィクションなのですが、大枠の歴史は史実に則っており、明るい話ではないです。
そのなかでも希望を見いだせるような素晴らしい作品だと思います。
9位は私たちが星座を盗んだ理由です。
北山猛邦さんの短編集ですが、そのなかでも「妖精の学校」という作品がお薦めです。
最後1文の意味が分かったときに、「あー、そういうことね!」と納得です。
最後に10位の星に願いを、そして手を。
この作品の作者青野悠さんは現役の高校生なんですね。作品自体も面白いですが、これからもっと素晴らしい作品を作ってほしい、ということで応援してます。
地元の小さな科学館を溜まり場にしていた幼馴染みたち。
彼らは館長とその奥さんに可愛がられ、科学館にあるプラネタリウムを楽しみながら成長していきます。
そんな彼らが大人になった頃、その科学館が廃館になることが決まります。廃館までに彼らがとる行動とは?
青春を感じられる作品ですが、高校生が書いたとは思えないぐらい、大人にとってもなぜか懐かしいような思いに駆られる作品です。
何だかんだ10作すべてを紹介するのに時間がかかってしまいましたが、順位をつけるのも惜しいぐらいすべて良い作品だと思いますので、読んでいないものがありましたら、是非読んでみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Kindle Fire HD 10での読書感想
買ってしまいました、Kindle Fire HD 10。
もともと読書をするためにKindleは持っていたのですが、電子書籍で雑誌を読むときにはさすがにKindleでは小さくて難しかったです。
そこで10インチのKindle Fireを買ったのですが、なかなかいいです!
今のところ読んでいるのは以下です。
・新聞(日経新聞の電子版)
・Kindle版の雑誌
・漫画
・小説
新聞は紙面の形のまま読むと少し小さいですが、ちょっとだけ拡大してあげれば問題なく読むことができます。
雑誌はKindleを縦にして読めばスムーズに読むことができました。
漫画・小説は大画面ですごい読みやすいです。
Kindleと合わせてスタンドも購入したのですが、スタンドに置いて読むと長時間読んでいても疲れず、すごい楽でいい感じです。
なお、Kindle FireはUSBやBluetoothで接続してキーボード・マウスを使うことができまして、今この記事もUSBキーボードを使って書いています。
これまでPCやスマホで書いていましたが、
PC→起動したりするのが面倒
スマホ→長い文章を打つのは大変
という弱点がありました。
Kindleはすぐ使えて、しかもPCと同じキーボードが使えるのでこれはいいですね!今のところKindle買って一番良かったと思えることです。
Kindle本体・スタンド合わせて全部で17000円ぐらいだったので、大満足です!
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図書館での文庫本貸出は禁止?
朝日新聞の記事でこんなものがありました。
文庫本「図書館貸し出し中止を」 文芸春秋社長が要請へ (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
まとめると以下のようです。
- 文藝春秋の社長の意見
- 図書館での貸出のうち、1/4を文庫本が占める地域もある
- 図書館での文庫本貸出が出版市場縮小の要因になっている
- 文庫本は貸出禁止にすべきでは
- 文庫本は自分で買う空気の醸成を
私はよく区立の図書館を利用していて、文庫本も借りることがありますが、正直この社長の意見には全く賛成できません。
私自身としてはむしろ図書館で文庫本含め色々な本を借りて読むようになってから、それまでよりも本にかけるお金は増えたと思います。
理由は、これまで「ちょっと気になってたけどお金出してつまらなかったらイヤだなあ」、と思っていた作家さんの作品を図書館で借りて、面白かったらその作家さんの新刊は買うようになったからです。
新刊も結構図書館に出てたりしますが、予約数が凄まじくて、こんなに待つなら買おう、と思うんですよね。たしか今年の初めぐらいかな?蜜蜂と遠雷を借りようとしたら500人待ちとかになっていて素直に買いました。
もしいろんな作家さんの作品を手軽に読む機会が減ってしまうと、私はいま好きな作家さんの本しか読まないんじゃないかな、と思います。
業界が苦しいとか理由はあると思うんですが、本を日常的に読む人の数を増やさない限り縮小していくことは避けられないと思うので、出版社も本屋も図書館も協力して何か本好きを増やすような取り組みを考えた方が良いのではと思います。
言うのは簡単で実際そういうことをやるのは大変なんでしょうけどね。